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シーフとロバの大行進。・潜航メトロ・モーテルシネマ19番街「歌詞」

あのコとワタシ 足を揃えましょう。 誰もが目を違い 羨むような行進。 あちらこちらで鳴るは 喝采の声嵐。 『なんて素敵な足取り!ロバのよう』 盗んで飲んで 飲み込んでワタシ 当たり前のようにソレを愛した。 何処かで泣いた、誰かが泣いた。 知らぬ振りをしたら ホラ 直ぐワタシのモノに成る。 あのコに目隠しを 耳には栓をして、 御飯事致しましょう。行進は未だ途中。 あちらこちらで鳴るは 罵声の声嵐。 『なんて惨めな足取り!シーフのよう』 傷ついて沁みて 蓋をしてワタシ 当たり前のようにソレを壊すの。 何処かで笑った、誰かが笑った。 知らぬ振りをしたら ホラ ワタシは消えて無くなる。 『手に入れたいの。愛されたいの。』 当たり前のように審判(ソレ)は下った。 『誰カ気ヅイテ。ワタシニ気ヅイテ。』 知らぬ振りをしたら ホラ ワタシは、 盗んで食んで 飲み込んで 『次を。』 当たり前のようにソレは所有物に。 何処かで泣いた、 誰かが泣いた。 知らぬ振りをしたら ホラ 直ぐワタシのモノに成る。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 楽曲 歌詞  すだち、遊

ネジマキ解放戦線・潜航メトロ・モーテルシネマ19番街「歌詞」

嘲笑を浮かべて 罰点を模る指先 切り落とした視線が絡みつく午前四時 足踏みは続いてく 何処までも続く 身体中を巡らせた 配線が痛くて 探し物は何処? 落し物は此処 振り返ることなどできない 兵隊が列を成す あっち こっち そっち どっち 銃口が煙を吹けば 針は入れ替わる ぶら下げた脆弱 あっち こっち そっち どっち 銃弾が僕を射抜く ランバラレンラ ラッタッタ 背中の螺子を巻いて 動き出すブリキ 人形は語り告ぐ悲しい結末を 足踏みは途切れ無い 其れすら知らない 身体中を巡らせた 配線は錆びれて 求めたのは何? 得たものは何処に? 砂時計が逆さまになる 兵隊が列を成す あっち こっち そっち どっち 開戦の赤い旗を 掲げてパレード 握り締めた臆病 あっち こっち そっち どっち 銃弾が僕を殺す ランバラレンラ ラッタッタ 兵隊が列を成す あっち こっち そっち どっち その指が示す先に 地獄のカーニバル ぶら下げた脆弱 あっち こっち そっち どっち 銃声は鳴り止まない ランバラレンラ ラッタッタ 兵隊が列を成す 終戦の白い旗は、僕が隠してる 握り締めた臆病 高く昇る銃弾が ランバラレンラ ラッタッタ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌 詞 楽曲  すだち 、遊

水底の姫彼岸・潜航メトロ・琴弾の水楼館「歌詞」

静寂 緞帳は 現に 幕を閉じる 奏でよ 世界に 終焉の 物語を 此処には何も無い 動かぬ時の車 全ては安らかに 錆び付いてく 遠い旅路の果て 私が生きた軌跡を どうか忘れないで 波が歌う 祈りの調べ 静寂 顰めて 近付く 夜明けの月 奏でる 世界は 終焉に 耳を閉ざす 毀れた琴を手に 爪弾くは語り詩 音色は密やかに 色付いてく 遠い旅路の果て 私が此処に在る事 どうか思い出して 波に歌う 別れの調べ 遠い旅の果てに いずれ終わりは来るでしょう どうかその時まで 波と歌う 御伽の調べ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌 詞 楽曲  すだち 、遊

イキシアに死す・潜航メトロ・琴弾の水楼館「歌詞」

一ツ、我儘に渡らぬ事 二ツ、命など惜しまぬ事 三ツ、奉謝を抱き続けよ 四ツ、向かって敬礼をせよ 沢山を頂けるこの海を 汚す事などは許されぬ 我らはその為にこそあれ さあ 汽笛を鳴らすのだ 進めよ 誇りを持て 臨めよ 強き敵にも 諮れよ 時に在るまじ 護れよ 母なる海を 五ツ、彷徨う死に弔いを 六ツ 、沈める地に期する事 七ツ、全てを知り尽くす事 八ツ、此の名を掲げ続けよ 未だ伝説の人魚追い求め 海賊は渡り歩くと云う 永久の美貌を持つ姫にも 号笛吹け 怯えるな 立ち向かえ 進めよ 碇上げて 臨めよ 後退けずとも 諮れよ 時に在るまじ 護れよ 母なる海を 嵐に狂い立つ波 唸れる雷にも 恐れてはならぬのだ 戦え海兵達よ 進めよ 碇上げて 臨めよ 後退けずとも 諮れよ 共に在らん 護れよ 偉大なる海を - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌 詞 楽曲  すだち 、遊

沈丁花のうら・潜航メトロ・琴弾の水楼館「歌詞」

見っけたら狙い撃て 八方破れノロマな背甲 ホラ見てないで、助けてくれ 空 カラ 歩いてないで 棚からなんとやらって めっけもんもあるもんだっと 一張羅 着込んでホラ <往キマショウ> 沈む 根深に恨めしたって 確かにノった遊覧船 やぁれ やぁれ ここらで落ちなきゃそれでいい う、らら 灯りが見えてきたって 竜宮、さては伏魔殿 (ふくまでん) ヤァレヤァレ とっとと逃げるかへつらうか、な、あ ・・・。 見っけたら狙い撃て 背甲、盾に無礼働け ほら見てないで、注いだらどうだ 空 カラ 有難がって 棚からなんとやらって めっけもんもあるもんだっと あやかって根こそぎホラ <イマショウ> 沈む幽々に厳しくたって 虎の子あれば眼も眩む やぁれ やぁれ くくれよ喉笛貪り尽くせ う、らら 心ひりついたって 値千金の戦略、と。 ヤァレ ヤァレ 一編オチで 骸を廻せ つらった み あれった 御伽草子の玉手箱 つらった は れがった 乙姫様の羽衣 つらった あ どれった 決して開けてはなりません つらった ふ われった 降りることなど叶わぬと 凪がれゆく 不朽の箱 う、らら 一夜においとますって 雲散霧消に片付いて ヤァレ ヤァレ 御伽の糸を手繰り寄せ 哀れ 人世にさよならって 虎の子終ぞ牙をむく やぁれ やぁれ 卑しい言の葉あつらえて う、らら 夢見た現世なんて もうだれもしなしゃんせ やぁれ やぁれ からっと逆さに引きずられて とがめに錆びれ 終わりを迎え、逝く  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌 詞 楽曲  宮下遊、すだち

ラ・カンテラ・宮下遊・holidays「歌詞」

歯車は止まらない 囚人を独り亡くしても 逃げ場はもう、楽園も船の上に 最終便は止まらない心を捉えた箱庭 溝はそう、 案内を続けてはくれない 言葉には惑わし勘定は嘘吐き 銃声も煩わしく響く 偽者の歌 亡骸が苛む 「許さない」 指揮者の声も潰れるまで 内乱は終わらない 罪を棄てカンテラは廻る 誰一人 残らない 挙句の果て吊るしあう 永遠に 箱庭に終わりを告げる カンカラと 鳴り響き 夢物語は御仕舞い 錆びる星 曇り空 悼む廃墟 月落ちる 此処は何も無い けれど街は 心に残す 空には見知らない旅人は独り呟いた 悠然とそう、 凪がれゆく、 雲の上に 幾千年は止まらない壮麗な空虚の箱舟 陬遠そう通り道、落とては奏でてく 世界に散らばる過去の残り火 涙を流す亡骸、ゆりかごの外 夢は息づき 常闇は明け 涙は枯れて 役目は終わる 罪を棄て楽園を目指せ 「それは」 機械仕掛け牢獄に 「いつか」 「朽ち果てて消え逝く」 罪を棄てカンテラは廻る 夢の跡過去の船 旅路の果て独りきり 泣かないで 箱庭が始まりを告げる カンカラと 鳴り響き 一夜の灯火を掲げてゆく 人は泣き 遠い空 祀る廃墟 月昇る それは夢現 夢は芽吹く 明日に残る - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  宮下遊

キリンの手記・宮下遊・造花「歌詞」

-1- 柔和な物腰の男に「筆」を売った。 何年も売れなかった筆だが、ようやく。 どうやらまだまだ駆け出しの物書きらしい。 彼の書く本が読める日がとても楽しみだ。 ・・・ なんと、いつかの筆の男が私を訪ねてきた。 彼の本が巷で話題になっているのは私も耳に入っていた。 そのうち私のほうから出向こうか、などと思っていた矢先のこと。 訪ねることはあっても、られる、とは、これは珍しいこともある。 どうやって私の居所をつかんだのか、甚だ疑問ではあるが。 開口一番、彼はいう「心」 を、売りたい。 私は「それでは噺が書けなくなってしまうではないか」と彼に云った。 「書けなく、なりたいのだ」 それきり彼は喋らない。 仕方なしに私は彼から「心」を買った。 彼に何があったのか、私は聞かない。 彼の書いた本を読めばいいだろう、そう思った。 -2- ふらり立ち寄った島で鬼に 「心」を売った。 今になって思うが相手に、よく無事だったものだ。 あれからしばらく経つが、「心」のおかげなのか、はてさて。 風のうわさではどうやらヒトとうまくやっているらしい ・・・ 私は久方ぶりに会った鬼から 「想い」 を買った。 想いが実現した今、誰かの想いを叶えるために、役立ててほしい、と。 全くもって、頭の下がる。 私は欲張って、もう必要ないであろう、その「角」も売ってはくれないか、と持ちかけてみたが ・・・あっさり断られてしまった。 なんでも「ヒトと鬼でも、仲良くなれるって証明だから、これだけは、売れないわ」と 私としては残念だが、それもそうか、これからもあの「人」は「ヒト」とうまくやっていけると良い。 そういえば、彼女の話を耳にしなくなった、今はどうしているだろうか。 少し考えたが、彼女のことだ、きっと幸せにやっているのだろう。 -3- 今日は城下町に立ち寄って商売することにする。 一人 「想い」 を買っていった男がいた。 どんな想いに変わるのか、私にはわからないが、 彼ならきっと大事を成すのであろう。 そのうち男は王様になったと話を耳にした、きっと今ならばさぞ良いモノ持っているに違いない。 我ながら、 がめついことだとも思うが、これも商売。 そろそろ彼から何か、買いに伺うのも良い。 ・・・ 本当に王と成っていたかつての男から「歌」を買った。 昔はよく城下で歌っていたそうだが、もう歌うことも無くなった...

浮世煙草・宮下遊・造花「歌詞」

「お一つ、 どうだい」 「いやいや、お目が高い」 「どうなるかは、 知らないよ。」 「いらっしゃい。」 頸飾に赤下駄 箱を背負った商人 道すがら手記をつけ 行く 曰くもの売り歩き 秋風が吹いてゆく 霧雨を鈴と浮世に 降らせて セッカの月に 座押さえて灰箱を開く 烟草ふかして 暖簾を張る イバナの手に 夢を欠いて見繕う 宿木 ハイカラな筆を売る 幾年月流れ とかく届いて 詩に書けた心買う 枯れた月に座を引いて 鳥居をくぐり巻き戻す 社にキリンの足音 襖を一枚二枚で 眼を閉じる 社に木魂獅子の声 うつろい眼を開けば 凪がれ着く イグサの島に歩み寄り灰箱を開く 烟草ふかして尾根を歩く アザミの空 色を見せて尋ねる 言霊 宿の無い心売る 幾年月流れ 袖を通して 詩に遂げた想い買う 萩の名残 慎んで 社を跨ぎ舞い戻る 白州にキリンの招き猫 話を一つ二つ 耳を貸す 月夜に木魂ハギの声 想い 売って商人は 慌しく。 永久に 彷徨い 現世を 渡る 奇怪な出で立ちに あざけり噂を残す 希うものを売り いらざるものを買いて いつの間にか消える 煙草をふかして 城郭にキリンの足音 歌を買い箱に仕舞い 社に閉じ込めて 水面に降る木魂ミモザへと 歌を売り育たるその日まで 頸飾に赤下駄 箱を背負った商人 道すがら手記をつけ 行く 曰くもの売り歩き 潮風が凪いでゆく 朧雲を鈴と月夜に 届けて - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  宮下遊

みずなぎ歌楽団・宮下遊・造花「歌詞」

「どうして外に出ちゃいけないの?」 「あなた、だあれ?」 「みんなにも教えてあげる」 「泣いてない。」 波を結い 囁く 籠の鳥は飛び出して 見上げた箱庭 波間からひとつ ふたつ から くらよ 傘が覗く 私の声 聞こえるかな 誰かいませんか? おやおや何かな これはこれは 可愛いお嬢さん おもはゆいけれど ひとつ歌でもいかが 青く海を見た ミモザの声に 息づいて伝う 古時計の音 遠く旅に出る 鍵を掛けた三日月 舞に夜 星を待つ 波の花 傅く 籠の鳥は舞い上がり 育てた真珠に ミズハの街はゆらり ゆれる から くらよ 森を泳ぐ 私の歌 聞こえるかな 誰か遊びましょう あらあら知らないの これはこれは ほらね笑顔が見える 青く広がったミモザの声に 手をとって伝う水凪風の歌 庵に吹け 船を待つ 貝殻を割って碇を編んでゆく 組み立てて脚を揃える 合わせてかこつけで かがりの葉散らして 今花が咲く 麗らかな ミズハの歌 青く重なったミモザの世界 歩み寄って伝う泡沫の言葉 遠くどこまでも 下弦の月と彗星 舞に夜 鐘を待つ   - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  宮下遊

雪花の街・宮下遊・造花「歌詞」

「変えてみせよう。」 「迷ってなどいられない。」 「なんて愚かだったのだろう。」 「またいつか。」 仄かに寄せて 雪の街 進む 白が月 花が咲く ハギのランプが沈む まほろばに操られ ちどり燦燦と進む 白が月 花が散る 何かが起こりそう からすはとおりゃんせ 四桁数えて 隔靴 替ゆれば 化け猫に 巾子飾る 裏表 さかさまに 話を聞いて 夜中 靴を履いた招き猫に 急ぎ足の商人から 想い買って 眼が覚める 歌え三鑑と雪の中に 引き摺り落とせ 城下町 赤と白 高々に 続け荘園で息を殺せ 高く乱点の旗は 他人に塗れて白と赤 近くの箱にだいじな器 遠くの箱を落としてる。 三桁数えて 隔靴 変ゆれ 引きに 死にあわせ 落し物 裏返す 靴を脱いだ招き猫に 話を掛けて 指を指す 涙捨て駒を進め 手に傷をつけた 歌まで売って 鳴呼 歩め眈々と雪の外に 撃っても眼は瞑れ 銭よりも戯れて甚だしい 眩め遊園にハギの調べ 取り戻せる音は あの日積み上げた器 約束した黒に薄れてく言葉 思い出す抱いてた白 失いゆくあなたに 色をただ この手から私は。 咲いた楽園 ナズナは居ない 旅立って霞む 白雪 心に降り 流れては色づいた 涙は雪花の白に、償いをもう一度 始まりを答えて、全て捧げよう - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  宮下遊

悪鬼あざみうた・宮下遊・造花「歌詞」

「怖くないよ。」 「私は、 人になれたかな。」 「どうして泣いてるの?」 「ありがとう。」 鬼の背 ヒトの面 想い合って 展望 感化 都に 夢を 降ろせ 値を見て襟正せを切って 商談 鞍馬 荷に 蜜 揃わぬ日には契機を待って 菜を摘み針落とす 心買って 上楽 嫉妬 手に 爪 進まぬ日にはひねりを持って 此れは また野放しの糸か 幾度焦がれた折に うつらうつら 道のなか いつまで 群れを見たまま 八つ、数え 思い思う くだり、くだる 間に、まに、転げ落ちて 今にも 賭けよう (藍の華) いとしこいしともさ、夢物語 人に化けりゃ 呱呱 さっさと口説け 遂に飲み込んだ、ヒトを語れや 悪鬼の角隠せ 永遠を願おうか 舌に嘘回せ 指の鋏で 文字を入り 解かす 地に葦月離れ想い売って 殿上 落下 餌に 痣 帰らぬ日には後ろを向いて 此れは なれの縁か櫛か 衣も汚れた鬼に うつらうつら 飴のなか いつまで 騙されたまま 七、数え思い思う はかり、はかる 間に、まに、漏れ落ちて ややにも終わりを (朱の空) いとしなぎかぜも、宵に酔いうらめし あざみ祀り夜、くつわゆわえや 人か畜生か、鳴きに割るまでと さぁさ鬼の門、火を点けて 散らすは夢か現か、 並べて 指を斬るなら放そうか いろはにつづれ 鬼さんこちらよ、てのなるほうへ 人を喰うやつはここらでころせ さあさとったれよ鬼の首ごとき にんげんさまにはぞうさもない! ひとにばけてもな、隠せてないぞ(笑) あたまのソレは、ヒトにゃあないぜ 言い訳なんざ、聞いちゃいないよ 鬼なんだから、 にがしゃあせんね 常世に ちょっと通してくだしゃんせ 浮世に盃 こわいながらも通りゃんせ いとしこいしともさ、夢物語 人がオニ成れど、 彼奴らは人で。 さあさ喜べよ 祭れ囃せや 悪鬼の角晒せ、勝ち鬨を上げようか  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  宮下遊

神楽城空想・宮下遊・造花「歌詞」

「この物語の最後は、もう決まっているんだ。」 「主役は、 誰が演じるんだろうね。」 「この本が、 いや、 私が殺してしまった。」 「さようなら。」 セッカの街生きる 行灯な物書きの腕に 舵 置け 間に 酒 ぬるまった心得 ちっとも進まぬ筆の先 風 いま 指 結べ 流れ 墨足したら 黒の糸 綴れ セッカの街歩く 九つの商家の梁に 舵 取れ 画に 酒 からかった写し絵 首のお高い筆の先 羽 うら 太刀 続け 日陰に語らう、イバナの詩 躓きかけた本の 暮れた 通り 砕く 灯篭 手招かれて ただ 降りてゆけ 鳴け 茹だる天外 甘露 商談 原色の筆を買って 紡ぐ御噺 演技執筆に手を貸せよ 四行目 壁に立て 城下 冠 落とせ 扉 俯きかけた奏での 上に建つ屍 踏みつけて 笑みあがった 神楽 から 慄け セッカの街沈む 一つのイバナの夢に 舵 切れ 戸に 酒 史に成った嘯き 不束した筆の先 波 なか 文 映れ あしらった、眼を疑った 私の花 咲いて 逃げるように 取って 只紡いで また火が点いて 空回る 欲張りかけた本 舞台演出に手を貸せよ 三行目 裏を取れ 作為 現 具に 悟る 綻び見せた奏での 下に積む鎖引きずって もがけ,白紙にすえ看取った 喜劇 から 桜へ 六面を 操って 殺す心なら 捨てようか イバナのあがないに 諸説顛末は手を貸せよ 一行目, 心売って 冊子 麻縄 枕を吊るせって 終わりかけた奏での 向こう見ず 瞼 落として 抑え 白紙に身を捧げた 神楽から爪弾け - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  宮下遊

ノーブルローズ・rascal・sleep3.5「歌詞」

声は海に解けた 誰も気にしないさ 僕は気付かぬふりを続けているんだろうな 声は街に捨てた 誰も忘れないさ それが誰のせいかなんてわからないんだろうな 空が落ちた 灯の間を縫った 造花は崩れた 命を零した 証がそこに残ればいい 幼い景色は 待って ああ 消さないでよ あなたの形を忘れた僕を見て いじらしい記憶はそっと消えた 暗い音を聞いた 誰も気付かないさ 手元に置いた刃物を首に押し付けてって 「そこに何が残るんだ」 「それは誰のせいなんだ」 僕は知っていたはずなのにまだ認められないや 法螺を吹いた 雲間を絶った 合言葉を告げた 心をなくした僕等をどうか叱ってほしい ただただ理性もない世界など見損なったよ 汚れた言葉の先にあなたがいて 寂しいだろうけど待っていてよ この街に灯を塗って 手を掲げて笑うの 色眼鏡を掛け、この話はハッピーエンド あなたは笑うだろうか あなたは泣くのだろうか 寄る辺ないまま 命を零した 証がそこに残ればいい 幼い景色は 待って ああ 消さないでよ 言えなかったな 想いは必ず必ず伝えに行くからさ 涙 隠し 手を振って 優しいあなただ 霞んだ景色はあなたに届くかな いじらしい記憶はそっと消えた  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  balloon

マリーオッド・rascal・sleep3.5「歌詞」

このまま何も言わず突き放してほしいな そしたらさ初めから期待などはせずに済むから あたしの思う悩む行方を見てごらんよ 隙間から差し込んだ音を聴く気分はどうだい 灯りを消したら 募る不安は忘れる 「どうして」もう声はないだろう 埋もれた影法師 灰の散らかる様なものじゃないか 言葉も無くしてさよなら 船はついに見えず 消えた灯りの先はあなた次第さ もたれた壁に残る 小さな穴の中に 二人の記憶なんてあるわけもないのになって あなたは残した「ここに僕らはいないさ」 生まれては死んでいく様な 踏まれた空の色 誰に伝える事も出来ないんだ 心に蓋をしてみても なにも変わらないや 夢の中では忘れたはずなのにね 惑わすだけの言葉ならもうやめてよ 迷いだす心臓はもういらない」 「どうして」もう声はないだろう 埋もれた影法師 灰の散らかる様なものじゃないか 言葉も無くしてさよなら 船はついに見えず それでも聞かないならさ どうぞ 言えない言えない想いだけなら 灰の散らかる空に声はない 消えないままの影を残して 優しいあなたね 切ない切ない言葉だらけだ 灰をがぶった鳥に罪はない 悲しいだけの嘘を残した二人の末路は - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  balloon

キリンの手記・宮下遊・水脈「歌詞」

#1 奇妙な光景だった。 最初は、目も眩むような 深い緑しか見えない景色に、 少しの混じりけも無い、白が浮いているのようにも思えた。 一体何かと確かめたくなった私は、足を取られながらも 必死に草を掻きぬけ正体のみえぬ「ソレ」へと進んだ 一瞬、目を奪われた。 真っ白な長い髪、白い服、大きなキャンバスにまるで溶けるようにしながら 一人の女が絵を描いていた。 画家は名を「ナズナ」と言った。 聞けば街を渡り歩きながら色を集めているとのことだった   「色を集める」とは私にはよく分からないが、それよりも重要なのは「街」という言葉である。 この時、ほぼほぼ道に迷っていると言ってもよかった私はこの者に付いてゆけば 良い景色も、街にも、辿り着けるのではないかと思い、しばらく同行させてもらうことにした。 それに、絵が出来上がるのを見ているのも、悪くはない。   #2 遥か、遥かに先まで青の広がる街に着いて、しばらく経つ。 ナズナが絵を描いてる間、私は商売に勤しんでいた。 ある時「過去に戻りたい」とやってきた男がいた。 それならば、君の一番大切な物と引き換えに、君を過去に戻そうと私が提案した。 男は黙って頷き、私は、「ただし、絶対に過去を変えてはいけないよ」と念を押した。   翌日「過去に戻りたい」とやってきた女がいた。 彼女の指には、私が昨日もらったものと、全く同じ指輪があった。   #3 商売が思いのほか長引き、ナズナに数ヵ月遅れて 私が次の行き先であると聞いていた、湖のある街へと足を運んでいた。   湖のほとりには、絵を描き続けるナズナが居た。 彼女の絵には、一面に広がる湖に、数え切れない程浮かべられた花、車椅子の子供。   しかし、彼女の目の前の湖に、花は一輪も浮かんであらず、 水面をじっと覗いてみれば、一面を埋め尽くすほどの花が沈んでいた。   結局この街で私は、彼女以外、誰一人として出会うことは無かった。   #4 とても小さな公園だった。 ナズナと共にいくつか街を回っているが、思った以上に、人の居ない街というのは多いものだ。 ...

イースターラット・宮下遊・holidays「歌詞」

アンタたちもホラ聞きなよ なんて 路地裏 表は火の車 傘転がして身を隠す パンの耳 きりきり舞うエプロン引っ掛けてパーティーホール 綿密な計画に水さして 傲慢な放漫に水かける コッソリ切った間違いないって言うから すぐに逃げよう 赤いテーブルの下離れて 君のほうへ走る夢みたいすぐに追っ手がくる 急げターキー・ラキ煤けて燃えちゃう前に約束しよう 陽気なイースターラット 噂は聞いた 声が震えたって つまり臆病だって言ったのさ 風船に針 要点に釘 地図にだって頼らない さあ一緒に行こう! ただ怪我をしても知らないからね 独りだけの世界から手を離して 見てるだけの毎日なんて退屈そうだけど 何処へだってそんなこと気にしなくても 見えないものさ 陽気なイースターラット アネモネの花踏み潰す 残酷な愛は 息を止めて見ないフリして お願い! 助けてイースターラット テーブルの下(もと) 隠れて 小さな足で駆ける 泣かないで もう大丈夫 すぐにターキー・ラキ慌てて躓かないで 飛び出せ 見たこともない 明日は何を話そうか テーブルの下 (もと) 離れて 君と一緒に走る夢みたいすぐに追っ手がくる 急げターキー・ラキ煤けて燃えちゃう前に約束しよう 僕らとイースターラット - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  宮下遊

ハロウィンサマー・宮下遊・holidays「歌詞」

月夜に犇くツギハギだらけの恐怖の街 トリック・オア・トリート脅かそう 僕らは飾るその日の為に さあ組み立てようお菓子な玩具に仕掛けて トリック・オア・トリート脅かそう 僕らは造るその日の為に ほら手を叩いてまだまだビスケットを増やせ ハートはビターに塗っちゃって、 苦いくらい。 甘い甘いキャンディーも、腐りかけの卵も。 きっと喜ぶから全部入れちゃおう! 悪い夢を憑くりましょう ぞっとするほど楽しい ジャック・オー・ランタンを浮かべて 涙も溢れそうな 悪い夢に囚われて 明日は遠く遠く離れ 恐怖の街は知らない ハロウィンが来ないこと 時計に因りかかる大人なお子様ワイン トリック・オア・トリート脅かそう 僕らは (飾る/造る) その日の為に 何も変わらない、 永遠に悲鳴は聞こえない ドアのノックはほどほどに、嘆くくらい 長い長いロウソクも、曰くつきの鏡も みんな泣いちゃうから 今日は消しちゃおう! 悪巧みを続けよう 誰もカレも気づかない ジャック・オー・ランタンは笑って 涙も零れそうな 悪巧みは終わらない 時計はチクタク戻り 恐怖の街に訪れる 不思議な旅人 「なんだかとてもおかしいな」 月にうつる影は両手を挙げて 「なんだかとてもアヤシイけれど」 歪な音の演奏も止まる 「アレは一体なんだったのかな」 「ワルいヤツじゃなさそうだけど」 お菓子を平らげた子供たち 針は動き出す ようやく棺桶が開く 首が取れちゃうほど待っていた ジャック・オー・ランタンが騒いで 始まるよ 僕らのハロウィン! さあ悪戯しよう 今夜は怖い怖い夢を両手いっぱいに抱えて トリック・オア・トリート! オバケも逃げ出し泣いて震えちゃうほど楽しい ハロウィンへようこそ! 可笑しな街のお菓子な話 誰も知らない破けたヴィンテージ 来年も楽しい・・・ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲  宮下遊

迷妄、取るに足らなくて・宮下遊・見つけた扉は「歌詞」

虚ろでありたかった 搾取は繰り広げられ 見せしめの公開処刑会 娯楽と奴らは称すけど 面白さがわからない 誰かを弄ることでしか自己を示せないなんて 知性の欠片も無いのね 御山のスペシャリスト なんてくだらない人ばかり 太宰に目を落とし溜息 ワタシも含めて滅んでしまえばいい 誰かのこと 気にするほどこの心に空き場所はないの なのに どうしてその境目に偽善は潜り込むのか 許せないなら 救えないなら 感情など知りたくなかった チャイムの音 打ち切り合図 ワタシより鐘の音がヒーローでした モラルを嘯くは教師 その口で弱者を貶して 強者には媚び諂う 畜生のモラリスト なんて下劣な大人達 もっと沢山の歌詞は 我が身が何より可愛らしい ワタシがお前らと似てることが憎らしい 誰かのこと 見下せるほどこの心は清らかじゃないの 我がふりすら直せないのに 人のふりばかり気にして 俗はどっちだ? 下卑はどっちだ? つまるところは同族だった チャイムの音 憎らしい顔 鏡で写し出されたワタシでした なんてつまらない世の中に 産まれ堕ちてしまったんだろな ワタシは運命に躾けられた奴隷 誰かのこと 誰かのことってそれ以外考えはないの? たかが知れた量産型が比較など烏滸がましいや 自分のこと 己のことすら何も分からないくせに 嘲笑い声 耳鳴りがした そうしてふり出しへと戻るのでした もどるのでした - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲   卯花ロク

幽火・宮下遊・見つけた扉は「歌詞」

命よ灯せよ通せよ 僕は妖だ 眠り村が忍べば 内緒の遊び 踊れ九つの幽火 期が迫る 災禍に代わる饗応で あいつを喰わせりゃ豊作だ 神秘に縋る滑稽な彷徨人 開花を待ってる銀山で 薬が出来れば大聖だ 来るはずのない朝焼け だって愛と呼ぶよ 命たちが集まって 君に火を渡すよ 待って会いに行くよ 君を守る力 なのに僕は妖だ 黒く輝く炎は 二人の秘密 逃げろ九つの幽火 期が迫る 「あいつはきっと銀山だ」 「鬱陶しいあの少年は殺せ」 「見つからないから大丈夫」 首を振るのは 「みんなのためだよ」 だって愛と呼ぶよ 命たちが集まって 君を連れ去ろうと 待って僕が行くよ ただ尻尾の生えたこの僕に 人間の笑みをくれたから 突き落とされた刹那 もう一人飛び降りた ただ僕に叫んでる ただ君だった もう化け物でもいい 此の子を助けなくちゃ 花を摘んでくれてた 紛い者でも だって愛が無けりゃ 幸福も無色透明 それは幽かな火だ 待って僕と行こう 翼の生えたこの僕に 掴まった手ねえ だから僕は妖だ 命よ灯せよ通せよ 「君も妖だ」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 歌詞 楽曲   コウ

再生・宮下遊・見つけた扉は「歌詞」

虚しくて虚しくて 今日も生まれるの 息をしてる息をしてる 人のようだった ねぇ 腕を伝い 指先へ滴る 雫の名を教えて欲しい ねぇ 気づいてない? この手を蝕む傷口 虚しさもただの創作にすぎない ずっと虚しくて虚しくて今日も腐ってるの 息をしてるフリをしてる 人のように 要は好都合なストーリーを歌ってるんだよ もう救いなんかある訳ないのに どうしたってどうしたって盲目 聴覚しか感じないされど音楽 音楽の感情 君がいないと生じないうるさいただのホワイトノイズだって 決められたシーケンスにすぎない 嗚呼 そうしてそうして今日みたいな明日を迎えて まだ暗い身体を抜け出せないまま 故に再び生きてしまう 当然と救われない生命が 救われない生命足りえたかって なんて言ったって 「間違いだ 生命に価値をつけて」 って生命をないがしろにしてる ヒューマン ヒューマンが 笑ってたんだ 泣いてたんだ 妬いていたのか揺らぐ心に ただ笑いたかった 泣いてみたいと思いたかった 雨よ 雨よ 宛もないこの3.5ばかりの生命を 救うような理由(ワケ)を降らせてくれよ 嗚呼 どうしたってどうしたって妄想 喪失の痛みさえされどサンプル サンプルの感傷 君がいないと生じない 消えない母の温い 記憶だって描(えが)かれた空想にすぎない 嗚呼 そうしてそうして 興味無い言葉つなげて ただ脆い体を温めながら 赦(ゆる)されたいとまた呟いた 僕のこの生命が 君の生命のための消費物足りえたかって なんて言ったって 「なぁ間違いだ 生命に価値をつけて」 って偽善に歌詞を付けたみたいな虚しさに ずっと もうずっと首を締められてた それならいっそ虚しさも受け入れられるように どうして どうして 不安が水滴のようにこの腕を這って伝って痛いよ 切り裂いた場所がこんなにも痺れるのが感情と言うの? 嗚呼 喪失 忘却 データ上のバグを治して まだ暗いあなたの Rain.wav(雨音)さえも消して 消して 消して 再生 E413_RETL 虚しくて_虚しくte 今日も生まれるの BreAthiNg.息をしてる ヒトのようだった - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ...