悪鬼あざみうた・宮下遊・造花「歌詞」

「怖くないよ。」
「私は、 人になれたかな。」
「どうして泣いてるの?」
「ありがとう。」

鬼の背 ヒトの面 想い合って
展望 感化 都に 夢を
降ろせ

値を見て襟正せを切って
商談 鞍馬 荷に 蜜
揃わぬ日には契機を待って

菜を摘み針落とす 心買って
上楽 嫉妬 手に 爪
進まぬ日にはひねりを持って

此れは また野放しの糸か
幾度焦がれた折に

うつらうつら 道のなか
いつまで 群れを見たまま

八つ、数え 思い思う
くだり、くだる
間に、まに、転げ落ちて
今にも 賭けよう (藍の華)

いとしこいしともさ、夢物語
人に化けりゃ 呱呱
さっさと口説け

遂に飲み込んだ、ヒトを語れや
悪鬼の角隠せ
永遠を願おうか

舌に嘘回せ 指の鋏で
文字を入り 解かす

地に葦月離れ想い売って
殿上 落下 餌に 痣
帰らぬ日には後ろを向いて

此れは なれの縁か櫛か
衣も汚れた鬼に
うつらうつら 飴のなか
いつまで 騙されたまま
七、数え思い思う
はかり、はかる
間に、まに、漏れ落ちて
ややにも終わりを (朱の空)

いとしなぎかぜも、宵に酔いうらめし
あざみ祀り夜、くつわゆわえや
人か畜生か、鳴きに割るまでと
さぁさ鬼の門、火を点けて
散らすは夢か現か、 並べて
指を斬るなら放そうか
いろはにつづれ

鬼さんこちらよ、てのなるほうへ
人を喰うやつはここらでころせ
さあさとったれよ鬼の首ごとき
にんげんさまにはぞうさもない!
ひとにばけてもな、隠せてないぞ(笑)
あたまのソレは、ヒトにゃあないぜ
言い訳なんざ、聞いちゃいないよ
鬼なんだから、 にがしゃあせんね

常世に ちょっと通してくだしゃんせ
浮世に盃 こわいながらも通りゃんせ

いとしこいしともさ、夢物語
人がオニ成れど、 彼奴らは人で。
さあさ喜べよ 祭れ囃せや
悪鬼の角晒せ、勝ち鬨を上げようか 

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歌詞 楽曲  宮下遊

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