沈丁花のうら・潜航メトロ・琴弾の水楼館「歌詞」

見っけたら狙い撃て
八方破れノロマな背甲
ホラ見てないで、助けてくれ
空 カラ 歩いてないで

棚からなんとやらって
めっけもんもあるもんだっと
一張羅 着込んでホラ
<往キマショウ>

沈む 根深に恨めしたって
確かにノった遊覧船
やぁれ やぁれ
ここらで落ちなきゃそれでいい

う、らら 灯りが見えてきたって
竜宮、さては伏魔殿 (ふくまでん)
ヤァレヤァレ
とっとと逃げるかへつらうか、な、あ

・・・。

見っけたら狙い撃て
背甲、盾に無礼働け
ほら見てないで、注いだらどうだ
空 カラ 有難がって

棚からなんとやらって
めっけもんもあるもんだっと
あやかって根こそぎホラ
<イマショウ>

沈む幽々に厳しくたって
虎の子あれば眼も眩む
やぁれ やぁれ
くくれよ喉笛貪り尽くせ

う、らら 心ひりついたって
値千金の戦略、と。
ヤァレ ヤァレ
一編オチで 骸を廻せ

つらった み あれった
御伽草子の玉手箱
つらった は れがった
乙姫様の羽衣
つらった あ どれった
決して開けてはなりません
つらった ふ われった
降りることなど叶わぬと

凪がれゆく
不朽の箱

う、らら 一夜においとますって
雲散霧消に片付いて
ヤァレ ヤァレ
御伽の糸を手繰り寄せ

哀れ 人世にさよならって
虎の子終ぞ牙をむく
やぁれ やぁれ
卑しい言の葉あつらえて

う、らら 夢見た現世なんて
もうだれもしなしゃんせ
やぁれ やぁれ
からっと逆さに引きずられて
とがめに錆びれ


終わりを迎え、逝く 

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詞 楽曲  宮下遊、すだち



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