スモーク・宮下遊・水脈「歌詞」

行き先霞む
水は戻らない
願いを耐えて見つめて苦しんだ
黒い花は煙に溺れた
この身体はあなたのものですか?

煤けた排水溝に喧騒は呑まれてく
波の声の一つが君の事を追いかけてた
雨降り色は褪せて
煙が病を熾す
揺れ動く腕を誰も透せないから

「泣けないね」
もうすぐ会えるから
この街は煙に消えてゆく
欠片は湖に沈んだ

未来はわたしにありますか?

見慣れた街路樹には
さざめきが足りなくて
それでも石畳をまた一枚埋めていった
繋いだはずの笑みは
するりと足下に消える
息が止まるまでは誰も逆らえないから

それでも「もうじき」僕らは終わるけど
「約束だね」名前は忘れよう
離れて黒種草を浮かべた
明日も雨は已まないから
だからきっとすぐに会えるよね (流れてく)
悴んだ季節に寄り添った (止まらない)
やがては湖に沈んだ (夢の中)
孤独なあなたの処へと

未来はわたしにありますか?

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歌詞 楽曲  宮下遊

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