リプレイ・宮下遊・水脈「歌詞」
真っ白に見えた道を選んで
胸に行き先を記した
何時でも其処に帰れるように
右手の傷が水面を覆った
戻れない階段を降りていく
水底に沈んでた当たり前
私だけが繰り返したあの日
片手じゃ抱えきれない嘆きの色
「僕らはもう幸せを見てきたから」
君の代わりに私が耳を塞いだ
最終電車の音は通り過ぎていって
また歩いた、思い残したように
いくつにも広がる道を塞いで
私は波間に手を浮かべた
足りない心を吸い取って
汚れた手の甲に水を灌いだ
現実を見続けた愛情が
言い訳をし続けたこの街で
僕がずっと繰り返したあの日
両手の隙間から二つ目の嘘
「確かに一番幸せな時間だった」
海に敷かれた線路は過去に向かって
二つ前の駅で荷台から降りて
また歩いた、八年前のように
夜が引き摺っていた 波の音を追って
小さな足跡はすぐに消えてった
それでも私がいくつも残るように
水温は揺らめいて足をとめた
私の歩む傷跡はすぐに消えてった
「あなたのことを恨んではいないよ」
足元の砂も無くなっていって
また歩いた、海を見つめて
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歌詞 楽曲 宮下遊
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