エミリー・宮下遊・水脈「歌詞」

穏やかな病に侵されていたこころは
朝陽すらも忘れて
うずくまったまま戻らない
行き着く先もわからないのに

ただあなたは進んでいった
春を前に竦んでいるわたしを置いて
夢に見ているの、あの時のこと
追えば追うほど灰に染まる

暗い水底 冷たい日々が
小さな瞼に寄り添って
眠らせる 今を わたしを

風に立つ波間に
揺れて綻んだこころは
そして朝陽を願う
うずくまった胸を抱えて

紡げど流れ落ちていく
あの歌をただ掻き集めた
影みたいに錆びたままのわたしを捨てて
どうか想わせて、もう一度だけ
滲んでいる世界を拭う

暗い水底 冷たい日々は
震える瞼に寄り添って
繋がれる 今を 拒んで

それでもあなたが灯した夢が
灰色の足元を照らす

暗い水底 冷たい日々は
目覚めるわたしに寄り添って
訪れた 春に 溶けるの

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歌詞 楽曲  スダチ、遊

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